受託できないケース(令和3年8月6日修正)

残念ながら、受託できないケースもあります。また受託後に下記のような言動が見られ、改善されない方についても、契約を解除し辞退してもらうことがあります。(この場合申請料を返還しています)

また、私と面談した際、お客様が「この方(中島)とは相性良くないな、フィーリングが合わないな」と思われることはごく自然なことですので、お気になさらないでください。(反響をいただいて実際お会いできる方は2人に1人ですし、面談して、委託をしていただける方の割合は、さらに2人に1人です)

受託してからは、結果が出るまで(成功報酬を頂くまで)最低半年間は、お付き合いをしないといけませんので、当然ながらお客様が選択肢を握っているわけであります。

(具体例をクリックすると、直接番号の項目へジャンプします)

1 明らかに納付要件を満たしていないのに、受託を迫る方

パターンの説明でもお話ししましたが、納付要件を満たしていない案件は、どんなに病状が重くても認定があり得ません。

万が一イチかバチかで書類を提出したとしても無理です。「あなた無理だとわかっていて費用をもらった」と言われかねません。

2 不正受給を指南し、初診日の意図的な変更を模索し、または抜け道をさがすよう提案される方

これについては当職の考えは一貫しています。そのような考えは持ちませんし、今後 も一切持つことはありません。社会保険労務士は、お客様第一の立場になって業務を行いますが、一方では行政機関とお客様とのパイプ役であり、円滑な行政運営と正しい法律の運用に協力する立場でもあります。平成24年4月から平成28年3月までの4年間は、当職も沖縄県社会保険労務士会より派遣され、年金事務所での窓口相談員の業務に従事していた経緯もあり、日本年金機構の職員の方々に多くのことを教えて頂いた立場でもあります。

そのため、今までもそして今後も、社会保険制度を根本から否定する言動・行動を行うことはできません。また、電話相談等で「初診日をずらすことは可能ですか?」と言われた場合は、その発言をされた方からの受託はしないことにしています。

3 認定日請求ができず事後重症でしか請求ができないのに、遡及請求(最大5年分受給)にこだわる方

過去にこのような例がありました。「私は20歳時点で通院していました」と何度も念を押されるので、当時の病院へ出向き、診断書作成が可能か尋ねたところ「このお客様は確かに通院しているが、でもそれは単なる風邪だよ。依頼したあなたがおっしゃる●●の傷病での通院は無いですよ」と医師に言われました。

すっかり赤っ恥を書いた私はお客様に「話が違うじゃないですか。あなた●●の傷病で通院していたと言われましたよね?」と抗議をしたことがあります。この方は(正確には家族の方)自分の非を認めず、5年遡及にこだわるため契約を解除しました。(着手金も返還しています)

また、別のお客様は、今回請求する傷病とは全く別の傷病を持ち出して「私は20歳の時は●●で入院していた」と言われましたが、請求する傷病と全く因果関係の無い傷病を持ち出してきました。違っているのにどうするのですか、とお伝えしたのですが、ご理解していただけませんでした。

いずれの方にも共通する点は「自分以外に相談できる人、一緒に当職のお話を聞いてくれる人」がそばに居なかったことです。この場合、良い意味で自分を戒める人、客観的な立場になって物事を判断してもらえる人がそばにいないといけないのに、何らかの理由で頼れる人がそばにいなかったことも辞退につながる結果になったのだと当職は考えます。

障害年金請求を検討される方は、まず家族や親族の方の力を借りるべきです。「夫に悪いから」「家族に迷惑かけたくないから」とか言っている場合ですか? 困ったときはみんなで助け合うのが自然な形ではないのですか?  と私は思います。

4「ネットではこうだった。あの人はこうだった」旨執拗に告げ当職のお話しにご納得されない方

私もインターネットで情報公開していますから何とも言えませんが、基本的にネットでの情報は【参考程度】とすべきです。当職のホームページは、年金制度についての詳細は、日本年金機構のサイトを見て頂くようご案内しています。実際に自分で手続きをされる方への、当職の経験をお伝えする場であり、また当職へ依頼をしていただく方に、当職の姿勢やものの考え、人物像をお伝えして、信用を少しでも得る、安心して任せていただく、そのためのホームページであります。

また、受託した際は、このホームページの中でも「手続きの進め方/パターン1~3」で述べていますが、何度も何度も確認をして、進めています。お客様が懸念される点や疑問点をすべてクリアしながら進めていっているのです。

ですので、あまりにも「ネットうんぬん」の話が止まらない場合は、当職は信用されていないと判断し辞退を促します。

5 自分の都合の良い部分のみ伝え、事実を隠し、または事実を小出しにしたり、真実を告げず、また不実の言動等がある方。また当職からの電話連絡、文書連絡、訪問に対し無反応な方

このようなことがあると当職との信頼関係はだんだん薄らいでいき、やがて破たんします。番号3や4のとおりです。ひびの入った茶碗は二度ともとには戻りません。

また、多忙で電話に出れないことは仕方ありませんが、1か月も折り返しの連絡が無いようでは、人間性を疑います。「あの人のせいで申請遅れちゃって何か月分か年金損しちゃってね」とあらぬ風評を言われてはこちらがたまりませんので、申請料をお返しし辞退して頂いています。24時間忙しいはずはない、というのが当職の考えです。

ひびの入った茶碗は二度ともとには戻らない(太宰治/津軽より)

6 私のお話に耳を傾けず、一方的に自分の主張を述べる方

お客様のお話を最優先でお聞きすることは間違いないのですが、長時間ダラダラお聞きすることはできません。面談の基本は、「私が」概要や最低限知りたいことをお聞きし、お客様がそれにお答えして頂く形をとっていますし、このやり方のほうが申請までの時間が有効に使え、業務がスムーズに運ぶというのが私の今までの経験です。もちろん傾聴も大事でありますがケースバイケースでの対応をしています。中には1時間もマシンガントークをされる方もいて、困惑します。私はいつお話したら良いのですか?

(お客様の言い分を聞かないという意味ではありません)

7 現在すでに、他の社労士に委託している方、または、委託社労士を変更するために当職へ依頼した方

狭い沖縄県社会保険労務士会の会員同士の立場からすると(令和5年12月末現在、会員数は233名です)他の社労士の先生が「手掛けている」「手がける準備をしている」案件を、当職が引き継ぐことは、業界での人間関係に影響を与えかねないのでお受けできません。(私も関与したのだから成功報酬を一部よこせ、とも言われかねないです)

過去には、ベテランの先生が「自分ができない」との理由で、すでに受託しているお客様を当職へ引き継がせようということもありましたが「プロがプロに委託替えするなんでありえないですよ」と告げ断ったことがあります。また、他の社労士との共同受託もありえませんし、当職が受託した案件をほかの社労士へ丸投げすることもありません。業務はすべて当職がひとりで行っています。

(なお、他の社労士との比較検討のため、相見積もりを取得していただくことは構いません。当職を選んでいただけるような業務を行ってきている自負があります。ただし、お客様にも、セカンドオピニオンではありませんが、複数の社労士のお話を聞くようお伝えしています。また、初回面談時でお客様に提示する資料や情報提供は、当職が沖縄ナンバーワンであるという自負があります

8 重度の精神障害の方で、家族の方の協力が得られない方

契約に際し当職から委託者の方へ、成年後見制度の利用は義務付けておらず、依頼者の方の傷病の重篤度にもよりますが、当職に仕事を依頼して頂くことは「契約」という法律行為なので、重度の患者様との委託契約はしないこととし、家族の方に契約当事者になっていただくようお願いしています。

それは、契約という行為を理解していただく必要があるということと、また「オタクは判断能力が欠ける方、多少劣る方をたぶらかして契約したのでは」と周りから言われないためであります。

また、傷病のため各種書類・委任状等に自筆ができない方につきましては、本人の了解を得て本人の面前にてご家族の方に署名を依頼することもありますが、署名を自分自身に代わって行う方がいない場合は、受託をしないこととしています。(オタクが勝手に書いたと言われないため)

9 宗教、マルチ商法等に勧誘する方、受託に際し交換条件を提案される方

依頼された業務とは関係がないですので、くれぐれも勧誘や条件提示はやめてください。

依頼された業務で尽力します

10 初回面談をドタキャンされた方

「契約して初めてお客さま」というのが私の考えです。契約前は厳密的には「お客さま」ではありません。ですので、必要以上の譲歩は不要と考えます。予定日時になって、急用や体調不良でお会いできない場合は必ず事前に連絡をくださいと、約束時にお願いしています。それにもかかわらず何の連絡もなしに、その場に現れないというのは、やっぱり人間性を疑います。体調不良の場合は事後でも良いので必ず連絡をいただき、お詫びの気持ちを示してくれればそれで良いのです。

私は、面談の際は、必ず15分前行動をとっています。そして万が一その方が来ない場合でもその場で30分は最低待っています。この間、私から催促の連絡はしません。うっかり忘れてたは許さないのです。その、待っていた時間が無駄になりますし、その間、その方のことだけを心の中で考えているのです。

貴重な時間と、思いを無にする行動が許せない。ですので、ドタキャンは認めないのです。ご理解をお願いします。また、「沖縄時間」は私には存在しません。

 

もちろん、私も約束の日時をすっぽかさないよう注意し続けます

とここまで、ダラダラ一方的に自分の主張を述べてすみませんでした。

ではお前はどうなんだ? と言われても仕方ありません。最近自分は、以前より自分に厳しくなっています。自分に厳しく、他人にはもっと厳しく、をモットーにしています。

暴飲暴食を慎み、外で飲むことがほとんどなくなりました。健康を損なう恐れのあるタバコを吸うなんてもってのほかです。同業者との酒の場も断っています。(話し相手が居ないからというのもあります。孤独はがまんできますが、孤立はがまんできません。それと酒の席での説教は大嫌いなので…)

食事は質素なものに変え、贅沢を止め、服装も身の回りの品々も地味にし安いものしか購入しません。

私に業務を依頼してくれるお客様の多くが、孤独なのです。「沖縄は家族」なんて言っているCMがありますが、現に孤独な方が多いのです。そんなお客様は、私と会話することだけが楽しみな方もいます。私もお客様との会話が楽しいのです。その方に私はどう寄り添ったらよいか、うわべだけの同情は禁物です。そんな考えはお客様に見透かされますね。

当たり前のことですが、プロですから情けは禁物なのです。それでも「このお客様は自分が何とかしなければならない」という気持ちになります。(ここが俺のだめな部分かもしれない…)

何とかするためには、“自分もあなたと同じで孤独なのですよ。男と女の甘い幸せは私にはありません。あなたの気持ちに寄り添えるのは、私だけです” ということを理解してもらうしかありません。

(私は沖縄に友達がいないので、ある意味気楽でもありますし、情けが入らない状況を作れます)

もちろん、上記1~10のようなケースを作らない努力を私が最優先で行うのは当たり前のことです。

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